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愛知県稲沢市の性海寺 | 尾張の神社仏閣情報ガイド おわじん

愛知県の尾張地方・稲沢市にある性海寺(しょうかいじ)に実際におまいりして詳しい情報をまとめています。

性海寺

愛知県稲沢市の寺院 性海寺

性海寺(しょうかいじ)

所在地…愛知県稲沢市大塚南一丁目33番地
最寄駅…名鉄「国府宮」駅(タクシー5分、徒歩25分)
宗派…真言宗智山派
ご利益…耳病平癒、家内安全、交通安全、無病息災
行事…稲沢あじさいまつり
別名…あじさい寺


性海寺(しょうかいじ)は、愛知県の尾張地方・稲沢市にある真言宗智山派の寺院です。あじさいの名所として知られ、「あじさい寺」と呼ばれることも。

このページでは、性海寺の開祖、歴史、境内、行事とお祭り、アクセスについて紹介します。

このページの目次

  1. 性海寺の開祖と歴史
  2. 性海寺の境内と建物
  3. 大塚性海寺歴史公園
  4. 性海寺の行事と祭り
  5. 性海寺へのアクセス

性海寺の開祖と歴史は?

9世紀初頭に空海(弘法大師)によって建立されたと言われています

大塚性海寺歴史公園・性海寺

性海寺は愛知県稲沢市の大塚性海寺歴史公園にある真言宗智山派の寺院です。今から1200年ほど前の弘仁年間(9世紀初頭)に、空海(真言宗の開祖である弘法大師)によって創建されたと言われています。

尾張に伝わる昔話では、空海が京都の東寺から熱田神宮におまいりに行く途中、この地でみすぼらしい姿をしたおじいさんに会い、そのおじいさんに「ここにお寺を作りなさい」と言われたとのこと。

そのおじいさんは空海にそれを伝えるとすっと消えてしまったため、空海はそれを仏様のお告げだと考え、そのおじいさんと出会った場所に寺を建てました。それがこの性海寺です。山号である「大塚山」は、弘法大師が大きな塚を作り、尊い仏様をしまわれたという話に由来します。

愛染明王を本尊として建立し、その後、治承年間に阿弥陀三尊像が安置されたと伝わっています。

建長年間(13世紀中ごろ)に良敏が多宝塔などを建立し、中興しました。弘安3年(1280年)には、蒙古襲来に備えて、中興第二世定浄胤が勅願により異属調伏の祈祷を行っています。

江戸時代には、尾張藩初代徳川義直をはじめ、代々の藩主より寺領を寄進されました。

性海寺の境内と建物は?

重要文化財に指定されている多宝塔、本堂および宝塔などがあります

性海寺の境内へ入る山門

性海寺の境内へは、細い道路に面した山門をくぐって入ります。

性海寺 山門

この山門は、江戸時代(17世紀)につくられたもので、稲沢市指定文化財の一つです。

性海寺 重要文化財と愛知県指定文化財

山門の横には、性海寺にある重要文化財、愛知県指定文化財、稲沢市指定文化財の一覧が掲示されていました。重要文化財に指定されているのは、多宝塔(室町時代)、本堂及び宝塔(江戸時代)、木製漆塗彩色金銅種子装五輪塔(鎌倉時代)です。

愛知県指定文化財は、木造阿弥陀如来坐像(平安時代)、木造南無仏太子像(鎌倉時代)、絹本著色三千仏図(鎌倉時代)、絹本著色良敏上人像(南北朝時代)、絹本著色歓喜天像(室町時代)など。

性海寺 稲沢市指定文化財

稲沢市指定文化財は、山門(江戸時代)、木造四天王立像(鎌倉時代)、絹本著色両界曼荼羅図(室町時代)、絹本著色愛染明王像(室町時代)、絹本著色真言八祖像(室町時代)、絹本著色弘法大師像(室町時代)、大塚古墳(古墳時代)など。

性海寺の境内の様子と建物

山門をくぐると、正面に多宝塔が見えます。

性海寺の境内の手水舎

まずは左側にある手水舎で手を洗いましょう。手水舎の右手には鐘撞き堂がありました。

性海寺の境内の多宝塔 拝殿

性海寺の多宝塔 拝殿。

性海寺の境内の多宝塔 拝殿

多宝塔の中に納められている愛染明王は、江戸時代より耳の病の信仰があります。この拝殿には全部底抜けのひしゃくが奉納されており、現在でもこの方法で祈願をしているそうです。

耳病平癒、家内安全、交通安全、無病息災のご利益があると言われています。

性海寺の境内の多宝塔 拝殿

重要文化財になっている多宝塔。

性海寺の境内の多宝塔 拝殿

室町時代に建立されたものです。

性海寺の境内の本尊 善光寺如来

性海寺の境内右手奥にある本堂。

性海寺の境内の本尊 善光寺如来

本堂には善光寺式阿弥陀如来坐像が祀られています。

性海寺の本堂

本堂左手前には、四国八十八ヶ寺、新四國八十八がてらヶ寺、西國三十三観音、秩父三十四観音、坂東三十三観音と彫られた石碑もありました。

なお、この本堂の右手にご住職のお住まいと思われるご自宅があります。基本的に性海寺境内は無人なので、必要があればインターフォンを押してご住職やお寺の関係者と話をすることが可能です(ただし、どなたもいらっしゃらないこともあります)。

大塚性海寺歴史公園について

性海寺の一部(5,703㎡)が歴史公園となっています

大塚性海寺歴史公園(あじさい寺)案内図

性海寺の敷地の一部は、文化財を楽しみながら散策できる「大塚性海寺歴史公園」となっています。

大塚性海寺歴史公園は5,703㎡もの広さを誇り、ガクアジサイをはじめ、ヤマアジサイ、エゾアジサイ、西洋のアジサイなど約90種1万株のあじさいが植栽されています。 梅雨に濡れた色とりどりのアジサイはとても情緒があり、時間を忘れて見入ってしまうほど。

憩いの広場や休憩所もあるので、暖かい時期の休日には散策を楽しむ人や写真撮影をする人の姿が見られます。あじさいのシーズンには遠くから来る人も多いようです。

大塚性海寺歴史公園入り口

性海寺の山門をくぐってすぐ右手に進むと、大塚性海寺歴史公園の入り口があります。イベント時以外は無人で、自由に出入りができます。料金などはかかりません。

大塚性海寺歴史公園内のトイレ

大塚性海寺歴史公園内には公衆トイレが(車いす用も)あるので、ゆっくり散策しても安心です。

ただし、大塚性海寺歴史公園内や近隣にはお店はないので、飲み物などが必要であれば持参するようにしましょう。(あじさい祭りのときには山門前にお店が少し出ます。)

性海寺の行事と祭りは?

毎年6月に開催される「稲沢あじさいまつり」が有名

性海寺(あじさい寺)のあじさいまつり

性海寺は別名を「あじさい寺」といい、毎年6月に性海寺のある大塚性海寺歴史公園全体を舞台に「稲沢あじさいまつり」が開催されます。 毎年あじさいまつりの期間中には、市民はもちろん、市外・県外からたくさんの人が美しいアジサイを愛でに訪れるほどです。

性海寺(あじさい寺)のあじさいまつり

あじさいまつりの日時は年によってかわりますが、だいたい毎年6月前半に行われます。期間中の土日にはイベントも行われ、あじさい鉢花等の販売やあじさい茶会、文化財特別公開、あじさいウォッチング、場内アトラクションなどの開催も。

性海寺(あじさい寺)のあじさいまつり

平成30年は6月1日(金)~6月17日(日) 午前10時~午後4時の開催予定です。あじさいまつり期間中は名鉄「国府宮」駅から無料のシャトルバスが運行されますが、国府宮駅から性海寺までの道のりを歩く人の行列も見られます。

【参考】稲沢市ホームページ あじさいまつり

性海寺へのアクセスは?

最寄り駅は名鉄本線「国府宮」駅で、駅からはタクシーで5、徒歩なら25分ほど

性海寺・大塚性海寺歴史公園へのアクセスは、名鉄電車・名古屋本線「国府宮」駅で下車し、タクシー約5分、または徒歩約25分(国府宮駅~大塚性海寺歴史公園の距離は約2.5km)。

なお、名鉄「名古屋」駅から「国府宮」駅までは特急で約15分、運賃は350円です。

性海寺には専用駐車場があり、あじさいまつりの期間を除けば、混雑していることはまずありません。駐車料金は無料なので、自由に停めることができます。

ただし、あじさいまつりの期間中(特に土日祝)は、国府宮駅から徒歩、あるいは無料シャトルバスを利用するのがおすすめです。

性海寺周辺には自動販売機やコンビニエンスストアはないので、飲み物は持参するとよいでしょう。(国府宮から徒歩で来るのであれば、途中にファミリーマートがあります。)


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